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冤罪の兄を救う、妹の物語

ディア・ブラザー

一歳年上の兄が警察に逮捕されてしまいました。ケニーはこれまでの人生で警察の厄介になることがしばしばあるような青年で、ケニーが逮捕された容疑は殺人でした。
マサセッチュ州のカタリーナ・ブローさんの殺害された遺体が発見されました。物語はここから始まります。
冤罪の罪をかぶせられた兄ケリー。しかし、兄ケリーには完全なアリバイがありました。だが、一通の電話がケリーの人生を狂わせました。
「二年前に警察に嘘をついたやつがいる」この電話でケリーは殺人の容疑で逮捕されてしまいます。
証拠不十分だったが、ケリーの恋人・ブレンダが「当時、ケリーから暴力を受けていて、正しい証言をいうことが出来なかった」と証言し、ケリーの有罪は確定しました。

家族はケリーを救おうと、お金をかき集めて弁護士を雇おうとしましたが、裁判に負けて終身刑の刑罰を受けることになりました。
ケリーは刑務所内で自決未遂をはかるなど、絶望的な状況は続きます。
そんな時、兄のケリーを救うために、妹のベティアン。ウォーターズは弁護士を目指しはじめました。
無実の兄を救いたい。この思い一つで弁護士を目指し始めた、妹ウォーターズ。
しかし弁護士の勉強をするたび、兄の無実を証明することが不可能に近いことを知り始めます。
夫とも離婚をして失意の底に叩きつけられるウォーターズ。ようやく弁護士になり、兄の無実を証明するために奔走しました。
物的証拠のナイフが他の裁判所の倉庫で見つかりました。DNA鑑定を依頼して、兄の無実を証明するはずだったが、検察側はDNA鑑定を拒否してきました。
ケリーの恋人ブランダにはオズボーンというもう一人の恋人がいました。ケリーはこのことをブランだから聞きだしました。
オズボーンは警察に電話をすると懸賞金が貰えると思い電話したそうです。それが「二年前に警察に嘘をついたやつがいる」と電話をかけた男でした。
ケリーの無実はそこで証明されました。証拠をつきつけ、検察側にDNA鑑定を依頼して、ケリーは自由の身になりました。
十八年兄の無実を信じ、努力を重ね続けた妹とのあつい兄弟愛の物語です。

映画化もされた実話

2010年にはアメリカで映画化もされています。「ディア・ブラザー」というタイトルの映画です。日本では残念ですが劇場公開はされておりませんが、ケニー・ウォーターズの物語としてアンビリバボーで放送されました。

一人の人間を救うことの出来る人間が世界を救う

計り知れないほどの兄弟愛は、法律の壁をも砕き、長い年月も惜しまない、感動とはこの物語のことをいうのではなかろうかと思います。
一人の人間を救えることができる人間が世界を救うことが出来る、ある有名な映画の台詞です。