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死刑囚問題は、人権意識と繋がっていますが、またも2人の死刑囚がでました。

死刑の画像

自民党政権に変わってから、死刑囚の数が増えていて、そのことについて議論されることも多くなりました。

青森「武富士放火事件」の小林光弘死刑囚

29日に法務省は平成13年、青森県で発生した武富士強盗放火事件の犯人「小林光弘死刑囚」56歳と、群馬県で起った暴力団の組長を射殺した事件の犯人「高見澤勤死刑囚」59歳の死刑を執行することを発表しました。

谷垣法相での11人の死刑

谷垣法相になってから、死刑執行は11人目となりました。「少し多すぎるのではないか」そんな声があがっていますが、どうなんでしょうか。

冤罪での事件がこの間も問題になったばかりですが、死刑までの期間が短いということは、それだけ冤罪へのリスクも高くなるということです。袴田事件なんてものも問題になりましたね。

小林死刑囚は最高裁での再審請求をしましたが、今月の6月には退かれて、死刑が決定しました。

死刑の数

谷垣法相が一年間におこなった死刑執行の数は、なんと8人にも及び、通常では一年に一度か二度しか執行されていない死刑の数を、ここまで引き延ばしたことに、問題視する声も多く、死刑執行した期間が、一か月から二か月と期間が狭くなっています。

小林死刑囚の悪質性

小林死刑囚は自身の借金返済の為に、平成13年に青森県の消費者金融武富士を強盗しました。「金を出せ」と要求しましたが、店員から拒絶されたので、ガソリンを店内にばらまいて火をつけて逃走しました。

社員が9名いたのですが、そのうち5人が焼死するという、最悪の事件でした。4名も火傷を負うなどして、かなりの被害がでました。放火はかなりの重罪で、死者がでると、罪の重さは計り知れないほどになります。犯行動機も大変悪質ですね。

最高裁、死刑求刑

「殺害する気はなかった」として、小林死刑囚は死刑の取り下げを申し出ましたが、1審でも2審でも死刑を求刑されました。

最高裁での判決も「従業員が死亡することは、十分に理解できていた、殺意はあった」として上告を退けました。

高見澤死刑囚の求刑

組長射殺の高見澤死刑囚は自動車の玉突き事故での保険詐欺が、世間に明るみにされないように、自分の手下を使って、玉突き事故の被害者役を演じた、土木作業員の男を林道で殺害しました。そして、保険金1300万などを搾取するなど、悪質な犯行でした。

高見澤死刑囚の意見

「殺害したのは、自分の手下で、自分は死体を処理しただけだ」と高見澤死刑囚は意見を述べましたが、最高裁で平成24年10月に死刑を言い渡されました。

死刑執行と無期懲役の問題

確かに、無期懲役になっても、最高でも15年くらいで執行猶予がついて、仮釈放されるのが現状で、再犯率も高く、社会的な損失はかなりのものです。

死刑執行が正しいとはいいませんが、難しい問題ですね。