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秋が来ましたね。日本では中間季節がだんだんと少なくなってきているので、夏と冬の間の秋は、ほとんどないのが実態です。

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読書の秋といいますから、恋愛にも疲れて、友人関係にも疲れたあなたに、おすすめの本を紹介したいと思います。

ドストエフスキー「罪と罰」

ドストエフスキーの「罪と罰」、これはまさに一生のうち一度は読まないと人生の2割を損しているといっても過言ではない本です。

名作中の名作は、主人公ラスコーリ二コフの狂気からはじまり、自身をナポレオンのごとく超越した存在であることを確かめるための、殺人事件です。社会の歪や人間の生死、狂気、喜びを根本からあらわした名作は、150年近く経過した現代でも、人間の本質をついた不屈の名作です。

村上春樹「1Q84」

1Q84はもう読みましたか。ブームが過ぎた現在でも、やはり村上春樹の最高作は、読んでいてためになり、人生の糧になります。主人公とヒロインの普遍的生活が描かれており、村上春樹特有の遇想的な世界観が、ダイレクトに読み手に伝わってきます。秋のこのシーズン、家に引きこもって読むには最適の本です。

桐野夏生「OUT」

桐野夏生のOUTなんかもご存じでしょうか。あのエゴイスティックで手に負えない女性たちが、夫殺しを軸に展開するストーリーはまさに圧巻です。

桐野夏生特有の女性の汚れた感情が映しだされ、目を塞ぎたくなるような事実が、精神のカタルシスを増幅させます。海外でも評価されている作品なので、一度読んでみてはどうですか。

村上龍「共生虫」

村上龍の共生虫なども、たいへん面白い作品です。文学には統合失調症が描かれていることが多くあります。

共生虫もその一つの作品で、自分のなかに共生虫がはいったと認識する主人公が、狂気にのまれながら、ネット社会とリンクして物語がスタートしていきます。リアリズムを根本にした内容は、読む者を圧巻して、現実と妄想の狭間を駆け巡ることでしょう。

冲方灯「マルデュック・スクランブル」

冲方灯のマルドュック・スクランブルなどもたいへん面白い作品です。ライトノベルとは思えないほどの描写力と、キャラクターの溢れる魅力がなんともいえません。

熱狂的なファンも多く、ゲーム会社に勤めていた経歴もあり、アニメ制作にもたずさわった冲方灯ならではの世界観が描かれています。ルックスもさることながら、ハイセンスな作品を生み出す冲方灯の代表作に注目です。

カフカシリーズ「城」「変身」

古典的作品でいえば、カフカなどもおすすめですね。人間の根源に着目した作品は、読む者に完全な消化不良を与えます。現代の作品では、読み手に消化不良を与えない作りになっていますが、時代の流れから選別された作品には、人間的、社会的な真理が描かれているので、読み手に消化不良を与えます。

「城」や「変身」などの作品がおすすめです。海外文学は成熟しているので、秋に仕事面でも、勉強面でのスキルアップしたい人におすすめです。

秋の読書でスキルアップ

今回紹介させていただいた作品は、現在の流行作品ではありませんが、時代の流れにも負けないほどのエネルギーを持った作品ばかりです。

中古などで手に入れられるので、気になった方はぜひ書店へと足をのばしてみてはどうですか。