Pocket

この記事は約 1 7 秒で読めます。

冤罪の恐怖

袴田事件

袴田事件をご存じでしょうか?日本犯罪史上最悪の冤罪事件と言われているものです。あなたはもし警察がいきなり自宅に来て、殺人者扱いされて何十年も牢獄の中に閉じ込められたら、どんなに苦痛でしょうか。中々考えられる苦痛のレベルではありません。

袴田事件とは一体何なのか?

袴田事件とは1966年に静岡県清水市でおこった強盗殺人事件で、死刑判決を受けていた袴田巌さんが冤罪を訴え続け、再審に再審を重ねた事件です。
袴田氏への取り調べはなんと一日平均12時間も行われました。これだけ尋問されれば、嘘でも自分が殺人を犯したと云ってしまうでしょう。時に殴られて、酒浸りの人間の隣に眠らされて、一睡も出来ない日々を送ったそうです。精神的にも病んでしまい、何年も人に会うことが出来ない日々が続いたそうです。

証拠捏造の疑い

この事件には証拠捏造の疑いが浮上していました。みそタンクの中に入れられていた、五点の衣服が捏造されていたのではないかというものです。事件から四十五年が経過して、やっと無罪を確定できる可能性が出てきました。
DNA鑑定をした結果、「一致しなかった」として弁護側は、誰かが捏造したのではなかろうかと主張しました。長時間みそタンクに入っていたとしたら、みその色合いと比較しても血痕が赤すぎるとして、弁護団は証拠事態の信憑性が無い、そればかりか誰かが捏造したと主張しました。

真犯人は誰なのか?浮上する長女の疑惑

家族とも疎遠になり、近所では良く叫び声や物々と何かを呟いていたとの噂が、ネット上に上がりました。確かに一人だけ助かったのは怪しいと思いますが、真相は闇の中です。

再審につぐ再審での勝利か

無実のプロボクサーを救う会やルポライター高杉晋吾の冤罪に対する記事、プロボクサー輪島功一が委員長を務める「袴田巌再審支援委員会」などの力もあり、今回の事件は袴田氏の勝利に終わりそうです。
しかし、袴田氏は精神を病んでおり、長い間糖尿病を患い、獄中から出ても普通の生活はもう送れないかもしれません。袴田氏はギネズブックにも認定されました。世界で最も長い刑務所生活を送ったとして、75歳の誕生日に認定されました。

本来人を守る立場のはずの警察や検察が起こした事件

今回のような悲劇をくりかえさないようどうすればいいのか。個人の力ではどうしようもありません。無罪を勝ち取った袴田氏ですが、失った時を戻すことも、失意の底につきつけられた家族の思いも戻っては来ないかもしれません。命を守る警察や検察側が起こしたこの事件の衝撃は測りかねません。

同じく冤罪事件【ケニー・ウォーターズ事件】についての記事も読んでみる⇒