
天安門事件が起こってから、25年が経ちました。天安門事件の犠牲者は3千人にもおよびました。「25年まえか、私生まれてないな」そう思う方もいらっしゃるでしょう。
1989年に天安門事件が起こってから、これまでどんな影響を与えてきたのでしょうか。
銃声が響き、弾が空を飛びかっていたあの天安門事件です。
目次
まさか発砲はしないだろう・・しかし
「軍隊は発砲しないだろう」そう云った三時間後、その人は軍隊によって射殺されました。その人の名は張先王さんです。
現在もその人の母は警察によって監禁されているとのこと、今年になっても警戒態勢が依然としてとかれていないのが現状です。
天安門事件ってなんなの?
「天安門事件ってなんでおこったの?」まずそこから説明が必要ですよね。天安門事件は民主化運動を進めようとした団体にたして、中国共産党が弾圧した事件です。
「現在では日本でも民主化は当たり前になりました」。
よく「ブラックジャックの漫画でも、共産党にはいった若者たちの末路が描かれています」。
3千人もの武器を持たない人が殺された事件
現在も天安門付近では、警察などが目を光らせているのが現状です。3千人もの武器を持たない人間が殺された事件です。
張さんは現在も警察が四六時中付き添っているらしいです。
日本でも学生運動が流行りましたね
25年前といえば、日本でも「学生運動が行われていた時代ですね」。すみませんもう少し昔でした。
6月4日には「事件の追悼式が行われました」。約18万人の人が集まりました。
香港などでも追悼式が行われました
香港などでは追悼集会を開いて、市民や学生が集まり、ろうそくに火をともして、亡くなった人々を惜しみました。
「当時の天安門に集まった学生たちの行為は正しかったのではないか」、そんな議論若者を中心に中国のネット上でもくりかえされています。
対処をしたと態度を改めない中国側
「中国側は事件後の対処はきちんと済ました」、として態度を改める姿勢は現在みられていません。集会に参加した人数は9万9000人ともいわれています。
「日本でも村上春樹の小説にも学生運動のちょっとしたことがでてきますよね」。
三島由紀夫は「学生運動に参加して、自ら切腹をしました」。話はずれますが、三島由紀夫の自決は、ノーベル文学賞受賞を逃したからだといわれています。
かなり余談ですみません。
時代の進歩「文化の進歩」とは何か?
中国でも現在
「民主化ってなんなのよ」そう疑問視するほど、現在の日本の若者はある意味恵まれているのかもしれません。
政治問題がからんでくると、社会の根本的体制がまるっきり変わり、その古い体制を維持していた人々「政治家」「軍隊」などは大きくさまがわりしてしまいます。
「若い時代の思想や体制を受け入れるということは」、古い体制を壊すことになります。
文学でも芸術でもあらゆるメディアでもそうですが、新しいものと古いものとの闘争は絶えず行われています。時代の進歩とはその戦いによって進んでいるのかもしれませんね。
「天安門事件から25年の動画」